2024年を振り返って

こんにちは。育工房の香西です。

気が付けば師走。皆さんいかがお過ごしですか?

年のはじめに出会ったヤマガラに触発され

織った帯地を日本民藝館展に出品しました。

準入選ではありますが、有難いことに

2024年12月7日(土)から22日(日)まで

日本民藝館の一階に展示してもらえるようです。

 

今年の夏の暑さには辟易しましたね。

そんな中、高松友の会の「夏のこどもの集まり」に講師としてよんでいただき、

玉ねぎの皮で綿の巾着袋を染めるワークショップをしました.

人数が確定するのを待って巾着袋を発注したら、当分の間入荷しないとのこと。

真っ青になっていた私に、洋裁が得意な会員さんが「縫いますよ」とさらっと言ってくださって。

買うよりも愛のこもった巾着袋を染められて本当に有難かったです。

 

さて、9月の草木染教室では、コチニールを使って染めました。

乳鉢でコチニールをつぶしていると、毎度小1の理科の実験を思い出します。

朝顔の花を乳鉢でつぶして色を染めたのが、私が染めの初体験で…。

コチニールとは、南米のサボテンにつく貝殻虫のメスを乾燥させたものです。

オスは飛べるのに、メスは羽が退化してサボテンの上で一生を終えるそう。

せつないな。でも今こうして遠く離れた国まで旅してきているなあと。

コチニール染めをする時は、そんなメスの貝殻虫に思いを馳せるのです。

自然界の生命力あふれる色に惹かれる今日この頃です。

 

ところで、今年の初冬に

念願叶って、京都の桂離宮を訪れることができました。

建物も敷石も灯篭も庭園の木々も愛しく感じ

洗練された美を満喫しました。

 

今年も一年、様々なご縁と巡りあわせに恵まれました。

皆様に心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

来る年も皆様が心地よく過ごせますようにお祈りしております。

 

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