塔守の歌

 

こんばんは

草木染の育工房です

二十歳前後に教えてもらった詩を

最近よく思い出していて

栗林公園で一番高い飛来峰から眺めた時に

どうしてもブログで紹介したくなりました

 

塔守の歌(ゲーテ『ファウスト』より)井上正蔵 訳

見るために生まれ

眺めるのが天職だ

わたしは望楼に立っている

世界はすばらしい

遠くを見わたし

近くをながめる

月を星を

森を小鹿を

そうして わたしは万象に

神のよそおいを見る

すべてのものが面白く

われとわが身も気にいった

幸せだ わたしの目が

見たものは

何であろうと

すべては まったく美しかった

 

こんな境地で生きていくのが人生の目標です

日々移り変わっていく景色を眺めながら

今日も幸せだなあと思える自分がバロメーターです

いつもありがとうございます

 

 

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